うつ病への接し方は理解するところから始まる

症状を緩和するためには

うつ病ってどんな病気、知ることから始めましょう

うつ病は年々患者数が増えており、以前に比べてかなり有名な病気になってきました。日常生活ができるレベルであれば投薬治療が一般的ですが、重症になると入院が必要になります。また回復期には自殺の危険が高くなるなど、接し方に注意が必要な時期もある怖い病気です。 しかし実際にうつ病になったことがない人には、なかなかその辛さは分からないものです。「気力が底をついたという感じ」「休んでも休んでも回復しない」といった感覚があり、健康な人が2、3日休めば回復するところ、一か月休んでも体を起こすことが難しかったという声も聞きます。本人は頑張ろうと思っているのに動けない、うつ病とはそういう病気であるということをまず理解して、接し方を考えることが大切です。

患者がゆっくり休める接し方を考えましょう

いつも元気で人一倍活躍していた人がうつ病になると、周囲の人は接し方に困惑します。心配のあまり「大丈夫だよ」などと根拠のない気休めを言ったり、励まそうとして逆にプレッシャーをかけてしまったりすることもあります。 接し方を考える際に知っておくべきなのは、うつ病の患者がもともと、勤勉、努力家、完璧主義者、責任感の強い人であり、誰よりも本人が一番自分を責める傾向があるということです。 大切な人だからこそ早く元のように元気になってほしい、という気持ちは家族や友人ならば誰にもあるものですが、うつ病の患者に大切なのはまず休息です。そして患者自身の感覚を大切に、本人のペースでゆっくりと回復を待つ態度が必要になります。 また、うつ病は波のある病気です。良くなったと思ったら悪くなり、動けるようになっても寝込むこともあります。接し方を考える時には、焦っているのは患者本人であることを念頭において、周囲は決して焦らず見守るような気持ちでいることが大切です。